VOL.310【Polo University Club】アメリカ製・80年代希少ブレザーは仕立てが最高!

メンズファッションを語るうえで切っても切れないアイテムのひとつがブレザー。ドレスからカジュアルまであらゆるシーンで楽しめるブレザーは、長きにわたってアメリカをはじめ全世界の男性たちを魅了してやまないマスターピースとなっています。今回はそんなブレザーのヴィンテージモノを手に入れたのでご紹介。どうやら流通量が少ない”ちょっとひねくれた”希少アイテムらしいです。

 



 

 

今はなき、Polo University Club。


今回の主役であるコチラのブレザーは

1980年代に生産されたPolo University Clubというレーベルのアメリカ製。

オーソドックスな2つボタンの紺ブレです。

ゴージラインが低めで肩パッドが薄く入ったクラシカルなディテールです。

 

今回は、福岡県は九州産業大学付近の古着屋「THREE BLUE」さんにて

超絶美品状態のモノを購入させていただきました。

 

 

 

レーベル名からお分かりかと思いますが、

内側に配されたタグを見ると「by Ralph Lauren」の文字が。

 

そう、このレーベルは皆様ご存知のRalph Lauren (ラルフローレン)が手掛けている

名門大学に向けて作られた いわゆる学生服レーベルなんです。

 

このブレザー、日本では80年代前半に雑誌POPEYE(ポパイ)誌面内の

”業界人の私物紹介コーナー”にてお宝アイテムとして取り上げられたことで一躍知名度があがりました。

ですが、学生服用に作られたブレザーなので、

当時市場に出回ることがかなり少なく希少性も相まって10万円前後で取引されていたようです。

 

 

 

内ポケットの中にはACTWUの印字がされたタグが。

コレは1976年〜95年に存在していた労働組合の名前。

(それ以前はユニオンチケットと呼ばれるタグがつけられていました。)

アメリカ製を表す「Made In USA」の記載もあります。

 

こういった”時代の雰囲気が香るタグ”って趣があって大好物なんですよね〜。

ご飯が何杯でもいけちゃいます。

(タグの薄く剥がれた箇所はご飯にふりかけて食べてしまいました。)

 

 

生地とボタン。


 

生地は春夏にピッタリのシャリ感あるインポートの生地。

オールヴァージンウールと記載がありますが、生地の具合を見るに

おそらくウールとモヘアを混紡したモノだと思われます。

 

学生服なので、フォーマル向けの服で採用されることの多い

バラシアと呼ばれる生地が使われていて通気性が良くシワになりづらいのが特徴です。

 

 

 

ボタンはブレザーの王道、金ボタン。

アメリカのメジャースポーツであるポロ競技の紋様が配されています。

ブレザーの金ボタンってどうしてこんなに上品に見えるんでしょうね。

 

 

 

 

 

既製服なのにサヴィルロウ並みの仕立て?


 

当時日本ではアイビースタイルを着崩した「キレカジ」と呼ばれるブームが加速。

インポートはもちろん国内の様々なブランドからも多くのブレザーが展開されていたのですが、

仕立ての悪い粗悪なモノも多かったそう。

 

そんな粗悪品が蔓延る中でも、

このPolo University ClubはRalph Lauren (ラルフローレン)が

手掛けていたレーベルのため、仕立ての良さは一級品。

 

この時代のラルフの重衣料(アウターやジャケット類)は

ニューヨークの名門テーラー、マーチングリーンフィールドが手掛けていたという説もあり

当時の服好き達からは「既製ながらサヴィルロウ(高級紳士服店での仕立て)に匹敵する」

高い評価を得ていたほど。

 

もしかするとこのブレザーも老舗テーラーやファクトリーが

手掛けたモノなのかもしれません。

 

 

 

 



 

 

着こなしについて考える。


ポロシャツ:LACOSTE (ラコステ)

サングラス:RAY-BAN (レイバン)

ボトムス:Salvatore Piccolo (サルバトーレピッコロ)

靴:PATRICK (パトリック)

 

 

ここからはいくつかの着こなしをご紹介。

 

まずは初夏のリゾートスタイル。

鹿の子生地のポロシャツやリネンのワイドシルエットのスラックスなど

柔らかいリラックス感あるアイテムたちと合わせることで

ブレザーのお堅い表情を中和させて、よりカジュアルテイストにしてみました。

 

さらに季節が夏に近づけば、足元をエスパドリーユなどに

履き替えていただければ海へのお出掛けにもぴったりハマるでしょう。

 

 

 

金ボタンの色に合わせてポロシャツやサングラスのフレームや靴下は

イエローベースのアイテムでまとめてみました。

 

 

 

 

 

シャツ:人吉シャツ

ネクタイ:Nicky (ニッキー)

チーフ:BREUER (ブリューワー)

ボトムス:RING JACKET (リングヂャケット)

靴:Santoni (サントーニ)

 

 

続きましてコチラはドレススタイル。

ですがいわゆるガチガチのアイビーやトラッドスタイルにならないように

イタリアンテイストでコーディネートしてみました。

 

ネクタイやチーフな素材感のある夏らしいアイテムを選び軽やかさを演出し、

シャツの襟型もイタリアの風感じるワイドカラーのサックスブルーを。

オフィスカジュアルやジャケパンスタイルが許される会社であれば

こういった着こなしで臨むのも気分が変わって良いかなと思います。

 

 

 

Tシャツ:MHL. (エムエイチエル for MARGARET HOWELL)

 チーフ:MUNGAI (ムンガイ)

メガネ:OLIVER GOLDSMITH(オリバーゴールドスミス)

ジーンズ:GTA (ジーティーアー)

靴:Polpetta (ポルペッタ)

 

 

最後はコチラの着こなし。

Tシャツやサイドゴアブーツなど、長時間動き回っても疲れづらいアイテムをチョイスしたラフなスタイル。

休日にのんびりお買い物、そんな時にオススメな着こなしです。

 

 

 

 

チーフとジーンズの色合わせだけでなく、

1枚目の着こなし同様、金ボタンに合わせてラペルのフラワーホールには

黄色い鳥(リラックマではない)のピンズをつけて色合わせしてみました。

コレは先日、佐賀県神埼市にあるオーガニックストア えこびと(ecobito)さんで購入した

焼き物で出来たピンズで、とてもユニークで可愛らしいので気に入っています。

休日スタイルなら、こういったアイテムを絡めた遊び心も大事だと思うんですよね^^

 

 

 

 

 

最後に。


 

アメリカ製で仕立ても素晴らしく、それでいてかつては希少だった

本格ブレザーが今やアンダー1万円で購入できる!

現行の高級ブレザーを定価で購入するよりもはるかにお得でオススメです。

 

球数は相変わらず少ないので、どの古着屋にも置いているわけではありませんが

気になった方は是非探してみてはいかがでしょうか。

紹介したシングル以外にも、ダブルのモデルもございますので

どちらかご自身のスタイルに合ったブレザーをお選びいただくと良いでしょう。

お気に入りに出会えることを願っています^^

 

 

それでは今回はこの辺で。

また次回お逢いいたしましょう。

 

 

 

 

 



 

 

 

まだまだ物欲は収まらない!