VOL.309【VINTAGE】ユニークなデザインのスウェードレザージャケットで春を装う!

春に重宝するアウターとして以前より気になっていたアイテムの一つにレザージャケットがあります。特にスウェードを使用した柔らかい表情のモノ、男臭くなりすぎないのが希望でいくつかの古着屋をハシゴしました。すると面白いレザージャケットを発見。ハンドメイド感ある優しい作りの美しいオレンジ色のジャケットに私の心は浮かれっぱなし・・・。

 

 

 


 

6ポケットのレアな奴。


今回購入したのはコチラ。

ライダースともハンティングジャケットともとれる独特なデザインのスウェードのジャケットです。

 

キレイなオレンジ色で店内で異彩を放っており、まさしく一目惚れでの購入となりました。

 

店の方曰く1970年ごろのジャケットだそうですが

タグなどは一切付いていないのでブランド名や製造国などは全く分かりません。

 

フロントは6つもポケットが施されており、上・中・下それぞれディテールが異なっています。

上のパッチポケットに至っては、後から貼り付けたかのような

ハンドメイド感あふれる縫製。スウェードの色も若干薄いように感じました。

 

以前の持ち主が似た色のスウェードを後から付け足したのでしょうか。

その辺りも真相は闇の中、実にUMA的な謎あふれるジャケットです。

(背面には何のポケットもありません)

 

 

裏地はなく、スウェードの表面であるスムースレザーがそのまま見えるつくり。

 

レザーの状態は大変良好で、羽織って腕を曲げ伸ばしすると

まるでMackintoshのゴム引きのコートのように「コキコキ」と心地よい音が楽しめます。

 

以前の持ち主はいわゆる”味が出る”まで着込んでいなかったのでしょう。

革靴などでもそうですが、通常革製品は使い込んでいくと

当人の身体の形やクセにより、その人の身体どおりにシワが入ったり

色が褪せたりするのですが、このジャケットに関してはクセがほとんどついていませんでした。

 

つまり私がこの子を今後ガシガシ着込んで、育てていく楽しみを持てるということ。

それは大変光栄なことです。感謝。

 

 

 

 

 

レザーのあれこれ。


 

肌触りは大変滑らかで肌に吸い付くようなしなやかさですが、

革の起毛の長さや荒さはマチマチで、スウェードともラフアウトとも呼べそうな品質です。

 

ラフアウトとは革の裏面を起毛させるようにして鞣した革のことで、

その起毛した毛の長さを均等に整えて滑らかな触り心地にしたモノがスウェードと呼ばれます。

 

おそらくスウェードと言って差し支えないでしょうが、

見る箇所によってはラフアウトのような荒さがある箇所もあります。

 

このような革の鞣し方にムラがある点や、タグが無いところをみると

やはりこのジャケットはハンドメイド作品なのかもしれません。

 

 

 

血管の跡でしょうか。

ラグジュアリーブランドなどでははじかれてしまう

こういった傷も、私にとってはご飯が何杯でもいける宝物。

 

レザーなんて傷があってなんぼでしょ?

 

 

 

マイナーなジッパーってうれしい。


 

タグなどがついていないのに店の方がなぜ「70年ごろのモノ」とおっしゃったのか。

おそらくこのジッパーを見て、そのように解釈されたのだと思います。

 

これはSIMCO社が製造していたジッパーで、

このデザインのモノは1960〜70年ごろによく使用されていた模様です。

古着屋ではN-1フライトジャケットなど、軍物(民間品も含)のアウターに

コレがついているのをよく見かけます。

 

ゴツいジッパーなので、閉めるときの「ジジジ」という音もたまりません。

先述の、革の「コキコキ」音と共に、その音を録音して永遠に聴いていられそうです。

 

瞑想?ヨガ?リトリート ?

いいえ、それよりもこの音を聴いた方が遥かにヒーリング効果がありますよきっと。

 

 

袖はジッパーで調節が可能。

この辺りのディテールはライダースジャケットの雰囲気ですよね。

 

袖ジップのデザインは3本の斜線が入っています。

「約束のネバーランド」みたいですね。スタイリッシュで素敵です。

 

 

 

 

 

味を残して歴史を落とす。


 

いくらあまり着られていなかったとはいえ、

70年代のアイテムなので汚れは多少ついているモノ。

 

それも味として我慢してもいいのですが、

やはりせっかく着るのなら綺麗に着こなしたい。

歴史を感じる香りが強すぎると女の子に嫌われちゃいますからね。笑

 

 

特に襟裏の黒ずみはキレイにしたい。

シャツなどの白いアイテムを中に来たときに

色移りという名の”歴史の黒船”が来航されては困りますので。

 

てなことでセルフクリーニング開始です。

 

 

 

まずはスウェード靴などの手入れで使用する金属製のブラシで念入りにブラッシング。

 

多少は毛が抜けてしまいますがそれは仕方ありません。

長年のホコリや砂埃をキレイに落としていきます。

 

 

 

そしてその次はシャンプーで汚れた箇所を中心に全体を洗っていきます。

ジャケットにカビの発生は見受けられなかったので

今回は写真左のスプレータイプのシャンプーを使いました。

 

 

不要なタオルにつけて擦ったり直接噴射したり、そう神経質にならずに洗っていきます。

色落ちは結構しましたが、仕上がり後の色褪せはほぼなく問題はありませんでした。

 

洗った後は天日干しで一日乾燥&消臭。

特に汚れていた襟裏の仕上りはこのようになりました。

 

 

染み付いた深い汚れ以外のほとんどの黒ずみが取れました。

何度かやってもいいのですが、あまりやり過ぎると色落ちして

見た目が悪くなるのでほどほどにしました。

 

歴史感じるニオイも無くなりましたのでコレで黒船を気にせず

着こなしを楽しむことができそうです。

 

 

 

 

 

令和の今、50年前のアイテムをメインにした着こなし。


ニット:Letroyes(ルトロワ)

スカーフ:Spacca neapolis (スパッカ ネアポリス)

ジーンズ:PT TORINO DENIM (ピーティ トリノ)

靴:PATRICK (パトリック)

靴下:靴下屋

 

 

ジェネレーションギャップありまくり!今風の着こなし。

休日のドライブデートにいかがでしょう。

 

靴下はオレンジで色を合わせ、その他のアイテムは

ベーシックなモノばかりでシンプルにまとめました。

 

レザージャケットがデザインも色味も主張が激しいですから

その他のアイテムまで派手なモノを選ぶと

ごちゃごちゃした印象となってしまい清潔感ある装いにはなりませんので、

オススメ出来ません。

 

インナーはTシャツではなくコットンニットを。

柔らかいアイテムを中に取り入れる事で、レザーやジーンズなど

ハードなアイテムが中心の着こなしであっても

コーディネートに程よい抜け感が生まれます。

 

Gジャンやミリタリージャケットなどでも同じことが言えますので

是非トライしてみてください。

 

さらにスカーフも巻くことでドレッシーな品の良さを

プラスできますのでオススメですよ^^

 

 

 

シャツ:BROOKS BROTHERS (ブルックスブラザーズ)

ベルト:BROOKS BROTHERS (ブルックスブラザーズ)

ジーンズ:GTA (ジーティーアー)

靴:PATRICK (パトリック)

靴下:靴下屋

 

コチラは4月下旬の暖かい日に

レストランのテラスでランチをしたり

アウトレットなどの野外で買い物をする際にオススメの着こなし。

 

今回はジャケットのインナーにシャツを合わせてみました。

足元はホワイトアイテムでまとめて爽やかに。

 

先ほどの着こなしでも述べましたが

あくまで主役のジャケットが目立って他のアイテムは主張させないのが

失敗しない上で重要なポイントです。

 

今回はネイビーの靴下を合わせていますが、

シャツの色はもう少し明るいブルーなので、

それに合わせた色味のを合わせるのもいいですね。

 

 

 

 

 

ポロシャツ:LACOSTE (ラコステ)

バンダナ:HAV-A-HANK(ハバハンク)

ボトムス:GTA (ジーティーアー)

靴:イタリア軍 (1970s)

 

 

コチラはコロニアルな色味でまとめた着こなし。

色数こそ多いものの、オレンジと相性の良いクリーム色やカーキなど、

柔らかい表情のアイテムたちと組み合わせ春の優しい雰囲気を演出。

靴にはレザージャケットと同級生の、イタリア軍支給のスニーカーを合わせてみました。

 

インナーはポロシャツですから、

ジャケットを脱げば軽い運動だって楽しめますので

晴れた休日の公園デートにオススメの着こなしです。

 

平日スーツスタイルが多い方は

休日に色のある服装を楽しむのも気分転換にはもってこい。

リフレッシュは見た目からですよ^^

 

 

 

 

シャツ:BROOKS BROTHERS (ブルックスブラザーズ)

ネクタイ:Luisa Esposito  (ルイーザエスポジット)

ボトムス:POLO RALPH LAUREN (ポロ ラルフローレン)

靴:New Balance 1500 (ニューバランス)

靴下:無印良品

 

 

最後の着こなしはコチラ。

色・柄ともに華美で、難易度が高い着こなしかと思いますが

私はこういうのもなかなか好きです。

たまにやると気分が変わって良いんですよねぇ。

 

この服装は博物館や美術館の展示の観覧したり

図書館に入り浸ったりと芸術に親しむ日にオススメの着こなしです。

 

色柄が多めなので、

レザージャケットとネクタイの柄で色合わせ、

ネクタイのメインカラーと靴下で色合わせ、

チノ生地のスラックスとスニーカーで色合わせと

色の統一感を意識してまとまりある見た目になるよう工夫しました。

 

紫のシャツがアクセントになっていて

なかなか良い着こなしになったかなと思います。

 

 

 

 

最後に。


 

暖かくなってきた春先に重宝するのがレザージャケット。

今回紹介したようなデザイン性のあるものであっても、

合わせるアイテムを変えることで様々なシーンで通用する

汎用性抜群のアイテムとして楽しめます。

 

特にスウェードのジャケットは表革のジャケットより無骨さが少なく

優しい表情のため、普段使いしやすいのではないでしょうか。

 

気になった方は是非、似たようなアイテムを探し出してはいかがでしょう。

同じものには出逢えないかと思いますが、きっとどこかに

うんと素敵なレザージャケットが眠っているはずですよ。

 

 

それでは今回はこの辺で。

また次回お逢いいたしましょう。

 

 

 

 

 



 

まだまだ物欲は収まらない!

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