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近年は空前のミリタリーブーム。故に人気のあるヴィンテージアイテムはどんどん値段が跳ね上がり気軽に手を出しづらい状況に。特にM-65やジャングルファティーグジャケットの人気は根強く、これからますますの値段の高騰が起こるかと思われます。そんな今回は、現時点では比較的手に入れやすく、かつ しっかりと古き良き時代の空気をまとったミリタリーウエアであるM-51フィールドジャケットについてご紹介いたします。
無骨なデザインが最高。
今回ご紹介するのはコチラのM-51フィールドジャケット。
1951年からアメリカ軍兵士に向けて支給された
ミリタリーウエアで、コチラもそのオリジナルです。
4つポケットとエポレット、ウエストを締めて調整するゴムがついています。
(本来は裾にも調整ゴム紐がありますが欠損していました)
一部汚れと内側の破れがございますが、非常に状態が良かったです。
紙タグ、ミルスペックも付いたままの良モノ。
今年の初めに佐賀県市内にあります古着屋koichiさんにて購入しました。
1950年代といえば朝鮮戦争。
そこ戦争に関わる兵士達にはこのM-51フィールドジャケットが必ず支給されていたと聞きます。
朝鮮戦争は寒さとの戦いでもあったと言われるほど厳しい戦場。
ライナーをつけることで寒さとも戦えるように作られています。
また、今回紹介するフィールドジャケットの他に
M-51パーカーシェルと呼ばれる、現在のモッズコートの基となったモデルも存在します。
コチラもフィールドジャケット同様、寒冷地での戦闘向けのウエアですね。
今回はこれらを混同しないようにM-51フィールドジャケットと表記してまいります。
ジップはTALON社製。
男臭いゴツっとした大きめのジップがたまりません。
程度良く使い込まれて絶妙な塩梅に味が出ています。
エポレットは前身頃よりに付けられており、
袖付けのいせ込みもキレイです。
袖はサイズが調整できるようにボタンが2つ。
絞って留めることで、クシャリと出るシワがたまりません。
裾にはほつれによるダメージがありますが
これはこれでいいアクセントになっていて直すつもりはありません。
この冬の着こなしについて考える。
ジャケット:BEAMS F
シャツ:Finamore(フィナモレ)
ネクタイ:ERRICO FORMICOLA(エッリコフォルミコラ)
ボトム:PT01 (ピーティゼロウーノ)
靴:CROCKETT&JONES (クロケットアンドジョーンズ)
まずはドレススタイルの上に羽織ってみました。
ネイビーブレザーをこのようなミリタリーアウターと合わせるというのは
スナップなどでも割と見かける光景なので、今回はオレンジベージュ合わせで
コーディネートを組んでみました。
下半身は締めるためにモノトーンで。
色数はやや多いですがどうにか纏まっているかと思います。
ボトム:GTA (ジーティアー)
靴:イタリア海軍 (1970’s)
コチラはカジュアルな服装。
M-51フィールドジャケットと足元のキャンバススニーカーが
大変カジュアル寄りなので
ホワイトデニムやゲージの細かいタートルネックなど
キレイに見える上品なアイテムと半々の割合で組み合わせてみました。
白のケーブルニットと少し色落ちしたジーンズなんかと合わせても
上品な着こなしになるかと思います。
ちなみにこのスニーカー、なかなか珍しいモノなんです。
後日当ブログでご紹介しますのでお楽しみに。
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最後に。
ということで今回は、今年の初売りのタイミングで購入した
アメリカ軍M-51フィールドジャケットについてご紹介いたしました。
一見難しそうなミリタリーアイテムですが
ドレスにもカジュアルにも、なんならTシャツ1枚にジーンズでも
合わせやすい、大変汎用性のあるアイテムだと思いますので
是非トライしてみてください。
現時点では価格の高騰が少ないM-51フィールドジャケット、
今が気軽にトライできるチャンスかもしれませんよ^^?
人気が高まる前に是非!
それでは今回はこの辺で。
また次回お逢い致しましょう。