梅雨真っ盛り、皆様いかがお過ごしでしょうか。この時期は毎日の雨で気分がグッタリしてしまいがち。突然の雨でずぶ濡れになってしまうことも。そんな時に重宝するのがステンカラーコート。今回はそんな梅雨時期にピッタリなステンカラーコートのオススメ生地についてご紹介致します。とは言っても化繊を使ったハイテク生地ではなく、長年愛されてきた老舗メーカーのクラシックな撥水生地なんです。(防水ではありません)
3年ほど前に購入した、老舗傘メーカーのステンカラーコート。
私が毎年、春先や梅雨の時期に愛用しているコートがコチラ。
FOX UMBRELLAS社 (フォックスアンブレラ)のステンカラーコートです。
3年ほど前にSHIPSで購入をしました。
このコートについての概要については以前、記事にしておりますのでぜひ合わせてご覧ください。
超絶撥水機能なのにコットン100%?
防水・撥水機能がある生地といえば、ゴア社が開発・販売しているGORE-TEX(ゴアテックス)や
patagoniaが開発したH2NOなど、様々なものがあります。
しかしこのコートはそれらのような化繊を使用した加工生地とは違い
コットン100%のBRITISH MILLERAIN (ブリティッシュミラレーン)社のオイルドコットンという
生地を使ってこのコートは作られています。
天然素材を使用した衣類をこだわって選んでいる人は大変うれしいことですよね。
オイルドコットンという響きでピンと来た方もおられるかもしれませんね。
こちらのメーカー、Barbour (バブアー)社のオイルドジャケットの生地を作っているんです。
Barbour (バブアー)といえばオイルを使った
撥水加工アウトドアウエアのトップシェアを誇る人気メーカー、いやはやスゴイ。
皆様がお持ちのオイルドジャケットももしかしたらココの生地を使っているかもしれませんね^^
こういった、「手持ちの服について調べていくと、他の手持ちの服の歴史につながる」というのは
なんだかとってもロマンがありますし、その偶然の出会いってのが
服好きにはたまらないものなのです。夜も眠れないほどにワクワクしてきます。
昨日も8時間しか眠れませんでした。
水を弾く仕組み。
この生地がコットン素材でありながらなぜしっかりと撥水をしてくれるのか。
ひとつは先ほどご説明したように
オイルドコットンというコットン生地に薄くワックスを流布しているため。
もうひとつの特徴は、コットン生地の目が非常に細かくギッチリと詰まっているので、
水が通る隙間が限りなく少なくなっているためなんです。
オイルドコットンといっても、Barbour (バブアー)のような油分が強いオイルではなく
サラッとしてニオイ・色移りがないワックスを流布しているのが特徴です。
これならタウンユースにも使えますし、電車に乗っても全く問題ありません。
お気に入りのスーツの上に羽織っても「スーツに油染みが!」なんてことにはならないのです。
お手入れだってカンタン。水でジャバジャバ洗えますし、洗った後でも水をしっかり弾きます。
しかも素材がコットンなのでジーンズのように経年変化も楽しめる。
長く愛用して自分だけの1着に育てていくことができる優秀コートです^^
最後に。
ということで今回は、普段愛用しているステンカラーコートに使われている
撥水加工バッチリのコットン生地についてご紹介いたしました。
この生地はBarbour (バブアー)やFOX UMBRELLAS (フォックスアンブレラ)以外にも
COMME des GARÇON (コム・デ・ギャルソン)などのモードブランドにも
幅広く使用されておりますので、興味のある方はリサーチしてみてはいかがでしょうか。
そしてこの生地の衣類を見つけたら、撥水性が如何なものかぜひ試してみてください。
(買ってから試してくださいね。。。)
では今回はこの辺で。
また次回お逢い致しましょう。