今回は、ファッションのことが三度の飯よりも、デザインの仕事よりも
好きになった経緯についてお話ししてまいります。
今となっては物欲まみれの生活を送っている私がどのようにしてファッションに目覚めたのか、
ゆるーく話してお話ししていきたいと思いますので、のんびりとご覧ください。
キッカケはまさかのあのミュージシャン
そもそも、私は小さい頃に洋服店に行くのが苦手な子供でした。
そもそも服に興味がなくて、親が服を選んでいる時も大変退屈で、
それでいてどこか埃っぽく石油っぽい匂いがするのが苦痛だったんです。
自分の服を選んでもらっていてもちっとも嬉しくありませんでしたし、
着る服もなんでもよかったのです。
そんな子供時代を過ごし、中学生になった時に、
とあるミュージックビデオを目にするのです。
それがこちらの・・・
スガシカオさんの「午後のパレード」のミュージックビデオ。
スガさんのことは「アシンメトリー」などで存じ上げておりましたが、
ミュージックビデオを見たのは初めてで
スガさんの衣装を見て
このサングラスはなんてかっこいいんだ!
ピンクのシャツってなんて素敵なんだ!と
衝撃が走ったのです。
それから私のサングラス&ピンク集めが始まったのです。
中学2年生で初めて自分で服を買う。
これまで私は家族から服を買ってもらってばかりで、
自分で服を選んで購入するということをしたことがありませんでした。
そんな中、友人たちと遊びに行ったイオン(当時はジャスコ)の
キャンパスという男性向けファッションの店で
ピンクのシャツと新聞柄のプリントシャツを購入したのです。
友人の力もあってか初の服の買い物を成し遂げたのです(笑)
その後は中学生でお金がないながらも
年に数回、サングラスとピンクの服を買い集める日々が始まり、
親と服を買いに行った時にもピンクの服しか手に取らない、
トップスのワードローブは全てピンク系、
サングラスは20個ほども所持するというこだわりぶりでした。
ピンクのシャツを颯爽と羽織り、ミラーのサングラスをかけて
これまたピンクの自転車に乗って遊びに行くという風変わりな子供でした。
ちなみに私はすっかりスガシカオさんのファンになり、
当時から10年以上経った今でも必ずツアーに参加しています。
今回の記事のタイトルの「春の花粉のせい」というフレーズも
「黒いシミ」という下町シリーズの楽曲の歌詞の一部となっています。
気づいた方は素晴らしいです、ハイ。
そんなピンク少年がどのような洋服ライフを送り出したのか、
次回へ続きます。
それでは、また次回。